旋盤でブランクを削りますのでまず0.5mm厚の3つの金属板でブランクを完璧に保護します。旋盤のチャックに傷つけられないようにするためです。旋盤を使わなくてもサンドペーパーで巻いてブランクを回せば大丈夫です。その方が手軽かもしれません。
チャックにブランクをくわえたらサンドペーパーでフェルールの内径に合わせて削ります。バイトはブランクの表皮の繊維を縦に裂いてしまう事があるので使いません。160番くらいのペーパーですとあっと言う間に削れてしまうので注意が必要です。
フェルールを差し込みながら削っていきます。あまりきついと接着で苦労します。私はガタつかなければ良いという考えで割とゆるめに削っています。と言ってもぶかぶかではなく、するっと入るけれども微動だにしないというニュアンスです。あくまで目標ですが。
エポキシ接着剤で接着します。エポキシを塗ったら机の角等の硬いものに押しつけて圧着します。中の空気が抜けないと完全に差し込んでも押し戻されてしまいますが、あまり力を入れると事故につながります。特にティップは細いので要注意です。どうしても入りきらない時はフェルールをライターで軽くあぶるとエポキシが柔らかくなって入り易くなります。
フェルールが入ったら糸で結んで固定しておきます。